LSV (戦闘車両)とは? わかりやすく解説

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LSV (戦闘車両)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/22 00:27 UTC 版)

Light Strike Vehicle
種類 軽攻撃車両
原開発国 アメリカ合衆国
運用史
配備期間 19XX年 - 現在
関連戦争・紛争 対テロ戦争
開発史
開発期間 不明
製造業者 Chenowth Racing Products
諸元
重量 960 kg
全長 4.08 m
全幅 2.11 m
全高 2.01 m
要員数 運転手1名、射撃手1名、+2名

主兵装 M2重機関銃×1、M249軽機関銃×1、M60機関銃またはM240機関銃×1
副兵装 AT4×2またはBGM-71 TOW×1
エンジン ディーゼル
出力重量比 不明
懸架・駆動 不明
行動距離 500 km
速度 舗装路130 km/h、未舗装路110 km/h
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軽攻撃車両(Light Strike VehicleLSV)は砂漠哨戒車両(Desert Patrol Vehicle、DPV)[1]を代替する、アメリカ軍の非装甲戦闘車両である。

かつてアメリカ軍はDPVをHMMWVへ代替したものの、特殊部隊グループでは小型で高機動性を持つLSVを採用した。LSVは機内輸送可能な軽量戦術車両(Internally Transportable Light Tactical Vehicles、IT-LTV)の一種である[2]。この車両は電撃的な奇襲偵察任務、特殊部隊支援、及び低強度ゲリラ紛争に対して用いられる。

設計

防護性能

LSVは全く装甲を有さず、小火器の銃撃から乗員を防護することができない。

運転手と兵員は前方に並んで座り、射撃手はエンジン前の、一段高くなった後部席に座る。射撃手の席は7.62 mm汎用機関銃を操作するために回転させることができる。

機動性

LSVはCH-47またはCH-53に搭載し空輸することができる。

より新しい発展型軽攻撃車両(Advanced Light Strike Vehicle、ALSV)は、より従来のDPVと似た外見を持ち、元のLSVとは異なっている。

武装

7.62 mm汎用機関銃(時としてM60E3が用いられる)はエンジン後部に後ろ向きに設置される。

BGM-71 TOW対戦車ミサイルを装備する場合は、3人目の座席とロールケージを交換する。

2つのAT4は運転手頭上のロールケージのバー両側に前方に向けて装備される。

使用国

LSV使用国を示した地図。青は現在の使用国、赤は過去の使用国。

DPVとは異なり、LSVはアメリカ国外に輸出されており、軽攻撃車両として用いられている。現在の生産モデルは「発展型(Advanced)」を意味するAが付いたALSVである。[3]

現在ではアメリカ海兵隊アメリカ陸軍アメリカ海軍、及びギリシャ軍メキシコ軍オマーン軍ポルトガル軍スペイン軍で用いられている。イギリス軍1990年代半ばにLSVを退役させた。

現在の使用国

過去の使用国

関連項目

脚注

  1. ^ DPVは、以前はFAV(Fast Attack Vehicle、高速攻撃車両)と呼称されていた。
  2. ^ Light Strike Vehicle
  3. ^ Advanced Light Strike Vehicle overview



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