LNER A4形蒸気機関車とは? わかりやすく解説

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LNER A4形蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 14:29 UTC 版)

LNER A4形蒸気機関車(LNER Class A4)は、サー・ナイジェル・グレズリー(Sir Nigel Gresley)によって設計され、1935年に登場したロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道 (LNER) の流線型蒸気機関車である。


注釈

  1. ^ 当時は126マイルとされた。マラードの名盤にもそう記入されている。
  2. ^ ジョージ5世の即位25周年を称えて名付けられた急行列車で、LNERのロンドンのキングズ・クロスとニューカッスル・アポン・タインを結ぶ。シルバーとグレーの連接客車で構成され、牽引機はA4型の内、シルバーリンク、クイックシルバー、シルバー・キング、シルバーフォックスのうちのどれか1両が担当していた。1935年より運用を開始して第二次大戦開戦により運用を終了。
    (『ビジュアル図鑑 世界鉄道全史』、スタジオタッククリエイティブ、2019年、ISBN 978-4-88393-853-7、p.151「シルバー・ジュビリー」。)
  3. ^ 前述のフリーゲンター・ハンブルガーもそうだが、蒸気機関車に限っても満鉄のパシナ形(1934年)などが既に流線形としてデビューしていた。なお、グレズリーはA4型の流線形は「フランスで見たブガッティのくさび形気動車の流線形の覆い」に影響を受けたとしている。
    (『ビジュアル図鑑世界鉄道全史』、スタジオタッククリエイティブ、2019年、ISBN 978-4-88393-853-7、p.150-151「ヨーロッパの流線形蒸気機関車」、152-155「マラード」、156-157「スピードとスタイルの時代」、158-159「流線形のディーゼル車と電車」。)
  4. ^ 紛らわしいが、両方戴冠式のお祝いに便乗して命名されただけで前述のコロネイション列車とは別物、無論LMSのコロネーション級の機関車とも無関係。
  5. ^ 1937年のジョージ6世戴冠式祝賀による変更。
  6. ^ ただしこの時、マラードの中央シリンダー連結棒の大端(クランク側)が加熱し、ベアリングメタルが溶けてしまった。
    (『ビジュアル図鑑 世界鉄道全史』、スタジオタッククリエイティブ、2019年、ISBN 978-4-88393-853-7、p.153)
  7. ^ 後にLMSのダッチェス級(コロネーション級の流線形カバーがないタイプ)のみ、元のクリムソン・レイクに戻された。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q デイヴィット・ロス『世界鉄道百科図鑑』小池滋・和久田康雄訳、悠書館、2007年、ISBN 978-4-903487-03-8、p.163-165「A4型 4-6-2(2C1)」
  2. ^ a b ビジュアル図鑑 世界鉄道全史』、スタジオタッククリエイティブ、2019年、ISBN 978-4-88393-853-7、p.152-155「マラード」。
  3. ^ デイヴィット・ロス『世界鉄道百科図鑑』小池滋・和久田康雄訳、悠書館、2007年、ISBN 978-4-903487-03-8、p.253-254「SVT877型「フリーゲンデ・ハンブルガー」」
  4. ^ What were the investment dilemmas of the LNER in the inter-war years and did they successfully overcome them? P44The Railway & Canal Historical Society
  5. ^ a b フリーランスプロダクツ「鉄道デザインの100年」『鉄道ファン』2019年8月号、16頁。
  6. ^ 高畠潔『イギリスの鉄道の話』成文堂書店、2004年、ISBN 4-425-96061-0、p.101。
  7. ^ ビジュアル図鑑 世界鉄道全史』、スタジオタッククリエイティブ、2019年、ISBN 978-4-88393-853-7、p.150-151「ヨーロッパの流線形蒸気機関車」
  8. ^ 高畠潔『イギリスの鉄道の話』成文堂書店、2004年、ISBN 4-425-96061-0、p.82・102。
  9. ^ C53 型蒸気機関車試論[訂正版]p36~p93
  10. ^ What were the investment dilemmas of the LNER in the inter-war years and did they successfully overcome them? P35The Railway & Canal Historical Society
  11. ^ 「マラード」号75周年を祝う。(上)
  12. ^ デイヴィット・ロス『世界鉄道百科図鑑』小池滋・和久田康雄訳、悠書館、2007年、ISBN 978-4-903487-03-8、p.145「No.10000 4-6-4(2C2)」


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