【VK-106】(ぶいけーひゃくろく)
Klimov VK-106
第二次世界大戦中、M-105の後継としてソ連のクリーモフ設計局で開発されたレシプロエンジン。
中低空での運用に重点を置いた設計で、サイズ・重量はM-105とほぼ同じだったため、最小限の設計変更で航空機に搭載することができたが、当時のソ連の工場は既存のエンジンの生産でフル稼働しており、新型のエンジンを導入する余裕がない判断されたために量産されず、試作のみに終わった。
仕様緒元
タイプ:液冷レシプロエンジン
ボア×ストローク:148mm×170mm
排気量:35.08L
乾燥重量:600kg
圧縮比:6.5
シリンダー配列:V型12気筒
過給機:遠心式スーパーチャージャー1段1速
出力:
1,350hp/2,600rpm(離昇出力)
1,350hp(高度2,000m)
比出力:38.5hp/L
出力重量比:2.25hp/kg
クリーモフ VK-106
(Klimov VK-106 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 08:03 UTC 版)
クリーモフ VK-106 (ロシア語:Климов ВК-106)は第二次世界大戦中に製作されたソビエト連邦の液冷V型12気筒の航空用エンジン。M-105 の後継として試作されたが量産には至らなかった。
- 1 クリーモフ VK-106とは
- 2 クリーモフ VK-106の概要
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