KENZAN!とは? わかりやすく解説

KENZAN!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/25 17:22 UTC 版)

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KENZAN!』(けんざん)は、講談社が年3回発行していた小説誌。2006年11月創刊。時代小説を掲載する。

発行月は3月、7月、11月。〈書籍型雑誌〉[1]であり、雑誌ではなく書籍扱いであるため、バックナンバーも書店で購入することができる。

時代小説を書いたことのない作家に初の時代小説を書かせたり、台湾の作家高陽(かおやん)の作品を翻訳掲載したりするなど、時代小説に新たな風を吹き込むための試みを行っている。

2011年7月発売の第15号以降、刊行が途絶えており、歴史作家の伊東潤のブログによれば、休刊となったとされる[2][3]

掲載リスト

小説

新作小説
翻訳小説
再録再読傑作館

細谷正充監修。過去の名作を再録するコーナー。1号から9号まで掲載された。

  1. 白石一郎「雑兵」
  2. 島田一男「お控え様行状記」
  3. 五味康祐「真田八勇士色かがみ」
  4. 戸板康二「辻のわらじ」
  5. 村上元三「夢の塔」
  6. 藤本泉「媼繁昌記」
  7. 山手樹一郎「豆腐屋剣法」
  8. 都筑道夫「外道すごろく」
  9. 戸川幸夫「五つの願い」

その他

脚注

  1. ^ 創刊号表紙参照
  2. ^ 国立国会図書館サーチ 検索結果
  3. ^ 歴史作家伊東潤のブログ【仍如件(よってくだんのごとし)2】 「KENZAN!」休刊のお知らせ

外部リンク


花留め

(KENZAN! から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/23 22:43 UTC 版)

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剣山留め

花留め(はなどめ)は、華道においてが動かないように支える用具である。

花を飾る際に花を立てて活き活きと見せることは古くから行われており、花瓶においてはその縦長あるいは細口の形状によって花を立てて保持することができる。口の広い花瓶においては主役となる花の脇に別の草や花などを添え支えることが行われており、下草留めと呼ばれる。1330年(元徳2年)頃に作られ観心寺に伝えられる「金銅蓮華花瓶」には、花瓶の口に主役となるレンゲとは異なる草が配されており、下草留めを表す最古のものと考えられている[1]。束ねたなどを用いて花を固定する方法も古くから行われており、込み留めと呼ばれていた。

室町時代から江戸時代にかけて華道が盛んになると、花を飾るために様々な容器が用いられるようになり、同時に様々な花留めが使われるようにもなった。一般的には七宝留めと呼ばれる穴のあいた金属板が用いられ、時には扇子や花切り鋏が花留めとして使われることもあった。明治時代に入ると多数の針を束ねた剣山留めが登場し広く普及した。

脚注

  1. ^ 『日本いけばな文化史』 p.61

関連項目

フローラルフォーム

参考文献

  • 海野弘 『華術師の伝説』 アーツアンドクラフツ、2002年、ISBN 4-901592-12-2
  • 大井ミノブ編 『いけばな辞典』 東京堂出版、1976年
  • 工藤昌伸 『日本いけばな文化史1 いけばなの成立と発展』 同朋舎出版、1992年、ISBN 4-8104-1109-5




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