Halieutica (釣りについて)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 08:06 UTC 版)
「オウィディウス」の記事における「Halieutica (釣りについて)」の解説
ヘクサメトロス134行が伝わる「ハリエウティカ」は教訓詩の断片である。詩はすべての動物たちが自分の身を守る能力を持つと語るところから始まる。犬や陸上の動物の身の守り方を解説し、魚が身を守るために、どのように「アルス(技術)」を使うかを述べる。そして詩は魚釣りに最も適した場所を列挙し、そこで捕まえられる魚の種類を挙げる。大プリニウスは「ハリエウティカ」がオウィディウスの作であって、彼が晩年にトミスで作ったものであると述べたが、近代以降の学者はこの詩の作者をオウィディウスに帰したプリニウスの説は間違いであって、オウィディウスの真作ではないと考える。
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