GTELの功績と問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 08:54 UTC 版)
「ユニオン・パシフィック鉄道の電気式ガスタービン機関車」の記事における「GTELの功績と問題点」の解説
UPは世界で最も多くのGTELを運用した会社であった。GTELは広範囲で使用された。UPによれば、全貨物列車の10%をGTELが牽引したという。しかし燃費は非常に悪く、ディーゼル機関車で同出力を実現した場合の倍の燃料を消費した。しかし、C重油を使用していたUPのGTELにとって、これは本質的な問題ではない。C重油は軽油に比べて非常に安価であった。問題は、C重油の粘度が高く、取り扱いに難があったことである。 寒冷時、C重油はタールか糖蜜のようになった。これを解決するために、燃料テンダーに加熱器を設け、93度Cまで加熱する必要があった。また、すすの蓄積、腐食性の灰によるタービンブレードの腐食なども問題であった。
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