GNU Cコンパイラ拡張とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > GNU Cコンパイラ拡張の意味・解説 

GNU Cコンパイラ拡張

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:07 UTC 版)

GNUコンパイラコレクション」の記事における「GNU Cコンパイラ拡張」の解説

GNU C コンパイラ特徴のひとつは、前述のようにANSIあるいはISO等の標準への準拠である。もうひとつ特徴は独自の拡張機能である。このような拡張を「GCC拡張機能」とよぶ。GCC拡張機能数多いが、多引数マクロ基本型としての複素数型、式の演算結果として左辺値、初期化式の拡張、Cでのインライン関数定義、ネストした関数定義ラベル対する&演算子適用などがある。 このような拡張は、C99における標準C拡張として逆に取り込まれたものも多い。 言語機能拡張のほかに、標準機能としてasm文によるインラインアセンブラ機能ユニークである。ただし、GCCにおいてはこのインラインアセンブラ機能利用して記述したコードに対して最適化が行われる(プログラマ意図してアセンブリ言語用いて書いたとしても、その通りコード出力されない可能性がある)点に注意が必要である。 その他、研究論文発表における実装例ベースとして、あるいは実験的機能実装ベースとしてGCC (G++)が使われることも多い。そのような拡張最近の例としては、スタックバッファオーバーフローに関する脆弱性回避のためのGCC拡張ProPoliceなどがある。

※この「GNU Cコンパイラ拡張」の解説は、「GNUコンパイラコレクション」の解説の一部です。
「GNU Cコンパイラ拡張」を含む「GNUコンパイラコレクション」の記事については、「GNUコンパイラコレクション」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「GNU Cコンパイラ拡張」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「GNU Cコンパイラ拡張」の関連用語

GNU Cコンパイラ拡張のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



GNU Cコンパイラ拡張のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのGNUコンパイラコレクション (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS