Fortran 2008
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「Fortranの言語仕様」の記事における「Fortran 2008」の解説
Fortran 95と同様に、これはマイナー・アップグレードである。Fortran 2003の明確化と訂正と共に、新しい特長も導入された。新しい特長は、以下を含む。 モジュール構造の追加、ISO/IEC TR 19767:2005にとってかわるサブモジュール。 Co-array Fortran―並列計算モデル。 do concurrent―相互依存のない繰返しループのための並列DOループ。 メモリ上のレイアウトを指定するためのCONTIGUOUS(隣接)属性。 コンストラクト・スコープ付のオブジェクトの宣言を含むブロック・コンストラクト。 派生タイプにおける再帰的ポインターの代替としての再帰的アロケータブル・コンポーネント。 ファイナル・ドラフト・スタンダード(FDIS)は、ドキュメントN1830として利用できる。 Fortran 2008における重要な追加は、ISOテクニカルスペシフィケーション(TS) 29113のFortranにおけるC言語とのより高いインターオペラビリティであり、2012年5月のISOの承認に向けてまとめられた。C言語の配列へのFortranアクセスに関してタイプとランクを無視する仕様が加えられた。
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