テクノネット大阪とは? わかりやすく解説

テクノネット大阪

(FCグラスポ柏原 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/20 09:43 UTC 版)

テクノネット大阪
原語表記 テクノネット大阪
呼称 テクノネット大阪
愛称 テクノネット
クラブカラー  
  オレンジ
創設年 1997年
所属リーグ 大阪府社会人サッカーリーグ
所属ディビジョン 2部
ホームタウン 大阪府大阪市
代表者 渡邊勲
監督 籔内正浩
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

テクノネット大阪(テクノネットおおさか、Technonet OSAKA)は、大阪府大阪市を拠点に活動するサッカークラブである。

概要

1997年に、大阪市城東区のジュニアサッカークラブ「FC鴫野」のトップチームとしてテクノネット大阪FCを結成、JFLを目指す。クラブ名はオフィシャルスポンサーの有限会社セントラルテクノネットから。

2002年[注釈 1]から2004年にかけて大阪府社会人サッカーリーグ1部で3連覇し、2004年の関西府県サッカーリーグ決勝大会予選リーグを1位通過。翌年から創設された関西サッカーリーグ2部への昇格を果たす。

2006年シーズン開幕前、翌2007年からホームタウンを移転し東大阪市を中心にJリーグ入りを目指してFCディスポルト大阪へ改称すると発表。近鉄花園ラグビー場(現:東大阪市花園ラグビー場)での活動を目指したものの、自治体の協力を得られずこれを撤回[注釈 2]。この年は関西リーグ2部で優勝し1部昇格を決めるものの、同年11月に新たにホームタウンを柏原市へ移してFCグラスポkashiwaraに改称[注釈 3]、柏原市など大阪東部を拠点として再びJリーグ入りを目指すとした。改称初年度の2007年は関西リーグ1部で1勝もできず1年で2部降格となる。

2009年、今度は堺市へホームタウンを移転してFC堺に改称、「NPO法人堺スポーツクラブ」を設立して総合型スポーツクラブを目指す。当時の堺市は政令指定都市に移行し、サッカーナショナルトレーニングセンターの建設が進むなどスポーツに力を入れたいと考えており、クラブと利害が一致したことによるものだった。ところが同年12月21日、城東区に拠点を戻しテクノネット大阪として再出発することを発表した[注釈 4]。なおNPO法人堺スポーツクラブは存続し、スポーツイベントなどを行っていたが、2017年に認証取消となっている[3]

2010年には関西リーグ2部で最下位となり、大阪府リーグ1部に降格。以来、大阪府リーグで活動している。

戦績

リーグ戦

年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 監督 クラブ名
2002 大阪府1部Bブロック[注釈 1] 2位 14 7 4 2 1 19 9 10 テクノネット大阪FC
2003 大阪府1部 優勝 34 14 11 1 2 38 17 21
2004 優勝 18 7 6 0 1 20 5 15
2005 関西2部 4位 26 14 8 2 4 35 23 12 渡邊勲
2006 優勝 35 14 11 2 1 30 13 17 FCディスポルト大阪→FCグラスポkashiwara[注釈 5]
2007 関西1部 8位 2 14 0 2 12 12 44 -32 FCグラスポkashiwara
2008 関西2部 5位 21 14 7 0 7 31 28 3
2009 4位 23 14 6 5 3 27 18 9 浅岡朝泰 FC堺
2010 8位 8 14 2 2 10 16 38 -22 米田俊二 テクノネット大阪
2011 大阪府1部 4位 27 15 8 3 4 36 28 8
2012 3位 30 15 9 3 3 40 23 17
2013 7位 24 15 7 3 5 43 31 12
2014 8位 22 15 7 1 7 43 39 27
2015 6位 31 15 10 1 4 43 28 15
2016 2位 29 15 9 2 4 37 28 9
2017 3位 33 15 11 0 4 47 24 23
2018 9位 20 15 6 7 2 23 28 -5
2019 7位 24 15 7 3 5 27 31 -4
2020 14位 12 15 3 3 9 18 35 -17
2021 大阪府2部Bブロック 6位 13 9 4 1 4 18 19 -1 籔内正浩
2022 大阪府2部Cブロック 2位 18 9 6 0 3 16 13 3
2023 大阪府2部Bブロック 2位 19 9 6 1 2 19 11 8
2024 9位 12 11 3 3 5 20 16 4

タイトル

リーグ戦

ユニフォーム

ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st) 水色×紺 水色
FP(2nd) オレンジ×赤
GK(1st) 黄×赤
GK(2nd) 緑×紺
FP 1st
FP 2nd
GK 1st
GK 2nd

クラブカラー

  •   青、   オレンジ

ユニフォームスポンサー

掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
ワタナベコーヒー Watanabe coffee 2013年 -
鎖骨 なし - -
背中上部 柔之道整骨院 柔之道整骨院
背中下部 なし - -
なし - -
パンツ なし - -

ユニフォームサプライヤー

歴代ユニフォームスポンサー年表

年度 鎖骨 背中上部 背中下部 パンツ サプライヤー
2013 Watanabe coffee - 柔之道整骨院 - - CTN
CENTRAL TECHNONET(上)
かちむしはり・きゅう整骨院(下)
GAViC
2014
2015
2016 ElesAs
2017
2018 - LeeaD
2019
2020
2021
2022
2023
2024

関連項目

注釈

  1. ^ a b c 所属16チームを2ブロックに分け1回戦総当たりを行い、各ブロック上位2チームによる決勝ラウンドを開催。テクノネットはBブロック2位であったが決勝ラウンドで優勝。
  2. ^ その後、東大阪市残留組が新たにFCディスポルト大阪を創設、後に東大阪市のアンダー世代対象のサッカークラブ「FCB2」と合併、2011年FCB2ディスポルト大阪に改称してJリーグ入りを目指し活動していた(2017年をもって活動休止)。
  3. ^ 「グラスポ」とは、柏原市の名産品「河内ぶどう」から、同市と姉妹都市提携を結んでいるイタリアグロッセートの常用語イタリア語で「ブドウの房」を意味する「グラスポ(graspo)」に由来し、1つのぶどうの「粒」が集約してぶどうの「房」となる様を、サッカー選手一人一人が力を合わせてチームを形成する様に見立て、「結束力」を表現している。また、英語で「剣闘士」を意味する「グラディエーター(gladiator)」と「スポーツ(sports)」を掛け合わせ「スポーツを制し闘う者」という意味を込めた造語でもある(所謂、ダブル・ミーニング[1]
  4. ^ 「テクノネット」とは「テクニック(technic)」と「ネット(net)」を組み合わせた造語で、様々なテクニック(技術)いわば個性を集約するネット(網)、即ち「集団組織」を意味する造語[2]
  5. ^ この年は「テクノネット大阪FC」としてリーグに参戦した。

脚注

  1. ^ チームプロフィール”. FCグラスポkasiwara. 2010年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月11日閲覧。
  2. ^ TEAM”. テクノネット大阪. 2010年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月11日閲覧。
  3. ^ 特定非営利活動法人堺スポーツクラブ | NPO法人ポータルサイト - 内閣府”. www.npo-homepage.go.jp. 2025年2月21日閲覧。

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