Eclipse first, the rest nowhere.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 09:46 UTC 版)
「エクリプス (競走馬)」の記事における「Eclipse first, the rest nowhere.」の解説
エクリプスを紹介する際に使われる有名な語句。デビュー戦でエクリプスが第1ヒートを圧勝した後に、オケリーが第2ヒートの全馬の着順を賭けてもいいと宣言した際に発言した。 意味は「エクリプス1着、2着馬はなし。Eclipse first, the rest nowhere.」。 当時のヒート戦のルールでは、1着馬から240ヤード以上離された場合には入着を認められないため、エクリプスが他馬を240ヤード以上離して勝つ、と予想したものである。結果、エクリプスが圧勝し、残りの馬は240ヤード以上遅れてゴールのため失格、オケリーの予想が的中した。この言葉はのちに有名になり「圧倒する」という意の慣用句として主にイギリスで使用された(Eclipse自体はラテン語源eclipsim(日蝕や月蝕などの「蝕」)であり、動詞(受身)で使用されるさい「他のものを陰らせる」「凌駕する」の意になる)。英和辞典にも「唯一抜きん出て並ぶ者なし」の訳で掲載されたことがある(『新英和大辞典』研究社より引用)。 この語は、日本では長い間「エクリプス1着、ほかはまだ見えない」というような誤訳で紹介されてきた。このセリフを直訳すると「エクリプスが1着だが、あとの馬はどこにもいない」となる。240ヤード離されると失格というルールによって、この直訳のとおりになるのだが、この語が日本に紹介された頃はヒート戦のルールまではよく知られていなかったので、「nowhere」というのは「見えないぐらい遠くにいる」ということを比喩的に表したものだろうと解釈された(現実問題として1ハロンの距離ならば高低差がない限りふつうに目視できる。)。こうした解釈が孫引きされて日本で紹介された結果、「1着エクリプス、ほかはまだ見えない」という表現が広まったのである。
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