ESTコンティグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/13 14:29 UTC 版)
ESTのシーケンシングの結果、同一のmRNAに対応した多くの異なるESTが生成されることが多くある。下流の遺伝子発見解析に用いるESTの数を減らすため、いくつかのグループによってESTはESTコンティグへとまとめられている。ESTコンティグは、TIGR gene indices、 Unigene、STACKなどから提供されている。 ESTコンティグの構築過程は瑣末なものではなく、2つの異なる遺伝子の産物を含むコンティグの作成などの多くのアーティファクトが生じる可能性がある。生物種の全ゲノム配列が決定され、転写産物のアノテーションが行われている場合には、コンティグの構築を行わず、直接ESを転写産物へのマッチングすることも可能である。このアプローチは後述するTissueInfoシステムでも利用されており、ゲノムデータベースのアノテーションとESTデータからもたらされる組織情報との関連付けが容易なものとなっている。
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