DFWスカイリンクとは? わかりやすく解説

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DFWスカイリンク

(DFW Skylink から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/26 09:18 UTC 版)

スカイリンク
概要
種別 People mover
現況 運行中
所在地 アメリカ合衆国
テキサス州ダラスおよびフォートワース
ダラス・フォートワース国際空港
駅数 10
運営
開業 2005年5月21日
所有者 DFW空港委員会
運営者 ボンバルディア・トランスポーテーション
路線構造 高架
使用車両 ボンバルディアInnovia APM 200車両 64両
路線諸元
路線総延長 7.7 km (4.8 mi)
路線数 2
電化 第三軌条方式
運行速度 60 km/h (37 mph)
路線図
全駅とも階段なしでアクセス可能
ターミナル B ゲート 20-39
ターミナル A ゲート 01-21
ターミナル B ゲート 01-19
ターミナル A ゲート 22-39
ターミナル D ゲート 23-40
ターミナル C ゲート 01-20
ターミナル D ゲート 01-22
ターミナル C ゲート 21-39
ターミナル F (予定)
ターミナル E ゲート 01-15
ターミナル F (予定)
ターミナル E ゲート 16-38

スカイリンク: Skylink)は、テキサス州ダラスおよびフォートワースの間にあるダラス・フォートワース国際空港 (DFW) にて運行されているAutomated People Mover (APM) システムである。

ボンバルディア・トランスポーテーションによって製造されたボンバルディアInnovia APM 200システムが適用されており、ボンバルディアによって維持および運行が継続されている。 スカイリンクが開業したときは、世界最大の空港列車システムであった[1]。 DFWではスカイリンクの列車が64両で運行中である。

スカイリンクは、空港施設と駐車場を結んでいた、空港の最初のPeople moverシステムであるエアトランスAPM英語版の代替として開発された。 DFWが定期便のための大きな接続ハブになったため、エアトランス(速度が遅く、反時計回りの環状線で一方方向に追従し、かつ警備領域外に位置していたため、旅客に警備を通しての再入所を要求していた)では旅客を移動させるには非効率的であった[2]

当システムは2005年春に開業し、完全に自動化された。 スカイリンクの列車は2分ごとに走行しており、56 – 60km/h (35 – 37mph)までの速度で移動している[3][4][5]

スカイリンク・システムはDFWのエアサイドであり、定期便間で連絡している旅客を取り扱っている。 ターミナルで乗り換えるとき、警備許可および再検査の必要がない。 当システムは、エアサイドのみアクセス可能であり、かつDFWに到着予定となっていないか、誰かが警備をクリアしていない場合にはアクセスすることができない。 到着している国際線の旅客(事前にクリアされない。例えばカナダなど)は、明確なアメリカ合衆国税関・国境警備局 (CBP) の正式手続きおよびターミナルにアクセスする前の警備検査へと連絡している。 国内線から連絡して出発している国際線の旅客、または事前にクリアしている国際線の定期便は、再検査される必要がない。

平均5分の移動時間であり、一番遠い間での最長移動時間は9分となっている。 これは大部分の旅客が、約7分(駅との行き来の徒歩時間を含まず)でどんな1つの定期便から他へ連絡できるようになっている[6]

スカイリンク用のコンクリートおよび鋼製ガイドウェイは、延長7.7km (4.8mi)の双方向環状線にて、375本の支柱上のターミナルより上部に建設された。 内回りは時計回りに移動しており、外回りは反時計回りに移動している。 5つの現ターミナルはそれぞれ、警備(エア)サイドよりアクセスできる2つの駅を含んでいる。 以前のエアトランスAPMシステムとは異なり、スカイリンクはターミナル間の連絡のみであり、空港の駐車場またはレンタカー施設へは移動できない。 駅の各プラットホームには、将来のさらなる需要までは現在運行中の正面の2セットのみとなる4セットのドアがある。 第6ターミナルが建設された場合、第6ターミナルのためにもう2つの駅が建設される予定である。

Innovia APM 200の技術は、ロンドン・ヒースロー国際空港のT5ターミナル、ならびにPHXスカイ・トレイン英語版でも使用されている[3]

ギャラリー

スカイリンク車両の内装 
スカイリンクの駅 
駅に入っていくスカイリンク 
ターミナルEおよびエクスプレス・サウス駐車場より高い、スカイリンクのガイドウェイ 

脚注

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  1. ^ Marta, Suzanne (2005年5月8日). “A lot riding on the train - The speedier Skylink may pull in more connecting fliers - and D/FW revenue”. The Dallas Morning News: p. 1D 
  2. ^ Marta, Suzanne (2005年6月20日). “Airtrans pulling into station for good - D/FW people-mover replaced by Skylink will make final trip Tuesday”. The Dallas Morning News: p. 1A 
  3. ^ a b Bombardier Innovia Technology, Bombardier Transportation Website, 2006-02-03
  4. ^ Lea+Elliot Skylink Project, 2006-02-03
  5. ^ Corgan Associates press release, dated 20 May 2005, retrieved 14 February 2007
  6. ^ Dallas-Fort Worth International Airport Website, 2007-02-03

外部リンク




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