Crytek開発時代(1999~2004)
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「Far Cryシリーズ」の記事における「Crytek開発時代(1999~2004)」の解説
シリーズ1作目の『Far Cry』は、ドイツのスタジオCrytekによって開発され、ゲームエンジンはCryENGINEが使用されていた。 CryENGINEを使ったCrytekの目標の1つは、広い視距離で現実的な屋外空間をレンダリングできるようにすることだった。これは、そのリリース時点では他のゲームエンジンと比べユニークな機能だった。 CryENGINEは、元々Electronic Entertainment Expo(E3)1999での、NVIDIAの技術デモンストレーションのためにCrytekが作っていたものだった。そのデモは『X-Isle:Dinosaur Island』という名前で、恐竜が住む仮想の熱帯の島を探索することを可能にし、CryENGINEが扱うことができる仮想世界の大きさを示した。当時CryENGINEは最も要求の厳しいゲームエンジンであり、Crytekは全てのNVIDIAカードと共にベンチマークソフトウェアとして、『X-Isle』を配布するためにNVIDIAと契約を結んだ。 UBIはCrytekと『X-Isle』を完全なAAAタイトルにすることで契約を結び、このタイトルの販売権を獲得した。『Far Cry』は2004年3月にMicrosoft Windows用に発売され、最初の4ヶ月間で73万本以上が販売された。 『Far Cry』のリリース後、CryENGINEに他のアプリケーションがあることを証明したいと考えていたCrytekは、2004年7月にUBIの競合企業であるエレクトロニック・アーツ(EA)とフランチャイズ開発の契約を結び、CRYSISシリーズを開発することになった。。その後、2006年3月、UBIはFar Cryシリーズの全ての権利と『Far Cry』の開発に使用されたCryEngine版の永久ライセンスを取得した。
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