CWへの移行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 04:48 UTC 版)
電波通信のための理想的な電波は、減衰のない正弦波、すなわち連続波であることがわかってきた。切れ目のない連続した正弦波は、理論的には帯域幅がゼロであり、全ての送信エネルギーが1つの周波数に集中しているため、他の周波数の通信に干渉することがない。火花送信機では連続波を作ることはできないが、1913年頃にエドウィン・アームストロングとアレクサンダー・マイスナー(英語版)が発明した真空管式発振器により実現が可能となった。第一次世界大戦後、連続波を出すことのできる送信機であるアレキサンダーソン・オルタネータ(英語版)と真空管式発振器が広く普及した。 その後、1920年頃には減衰波式の火花送信機は連続波式の真空管式送信機に取って代わられ、1934年には減衰波の送信が国際的に規制された。
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