CRISM (分光計)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:01 UTC 版)
「マーズ・リコネッサンス・オービター」の記事における「CRISM (分光計)」の解説
詳細は「小型観測撮像スペクトロメータ」を参照 CRISM (Compact Reconnaissance Imaging Spectrometer for Mars) は可視光から近赤外光まで (370〜3,920 nm) の波長の分光計であり、地表に残された鉱物の分析、特にかつて水が存在した証拠となる形跡の調査を行う。 高度300 km から地表の18 mの領域のスペクトルを544の波長の領域に分割して測定する。火成岩の風化による酸化鉄やフィロ珪酸塩鉱物、炭酸塩鉱物などが反射分光学的方法で分析される。また大気中や極冠の水や揮発性物質の量の変化を測定し、火星大気の理解にあたる。ジョンズ・ホプキンス大学応用物理研究所で作成され、同所を中心としたCRISMチームが調査にあたる。
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