COP .357の構造と作動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 01:36 UTC 版)
「COP .357」の記事における「COP .357の構造と作動」の解説
COP .357は設計と構造の点で極めて頑強である。この銃は強靱なステンレス鋼の部材で製造されている。弾薬は別々の4つの薬室内に装填され、弾を込めるにはトップブレーク方式の散弾銃と同じく、ラッチによって薬室をはね上げ式にスライドさせる。4つの薬室の各々には専用の撃針が取り付けられている。この拳銃は内蔵された撃鉄を用いており、引き金を引き絞るとラチェット作動・回転式の撃針を打撃するよう作動する。この機構は一度に一本の撃針を順番に叩く。より旧式の「ペッパーボックスピストル」もまた、複数の銃身を用いていたが、これらの銃身は部材ごと回転していた。COP .357は順番に各薬室を撃発するため、完全に内蔵されているもののラチェット作動・回転式撃針を使用する点で、1850年代のシャープス社製リムファイアー・ペッパーボックスピストルと同様な作動を行っている。 COP .357に関する不満は2点出されており、予備の銃として使うには重すぎ、また早撃ちするには最近の回転式拳銃と比較してもトリガー・プルが重過ぎることが挙げられる 。
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