CIPPIC からの苦情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:18 UTC 版)
「Facebookへの批判」の記事における「CIPPIC からの苦情」の解説
2008年5月31日、カナダ国インターネット法制および公益相談所 CIPPIC(サイピック) の局長フィリッパ・ローソンは35ページに及ぶFacebookに対する苦情の申立をカナダの個人情報・電子文書保護法 PIPEDA(ピペダ) に基づきプライバシー局に対して行った。オタワ大学法学部の学生リサ・ファインバーグ、ハーレー・フィンケルシュタイン、ジョーダン・エリック・プレナーは、「プライバシー侵害の地雷原」訴訟を開始した。Facebookのクリス・ケリーはその主張にこう反論した。「苦情を精査した結果重大な事実誤認を発見した — とりわけ殆ど全てのFacebookのデータは利用者が自発的に共有しているものであることを無視していることだ」 プライバシー局長補佐エリザベス・デナムは、2009年7月16日に調査結果の報告書を発表した。 その中で、CIPPIC の苦情の中には、十分な根拠があるものもあったとしている。Facebookは提言の一部(すべてではなく)を遵守することに合意した。 局長補佐は、Facebookは、利用者が個人情報の第三者への開示のために十分な同意を得ておらず、個人情報の第三者の開発者による不正なアクセスを確保するために適切な安全対策を取らなかったと結論づけた。
※この「CIPPIC からの苦情」の解説は、「Facebookへの批判」の解説の一部です。
「CIPPIC からの苦情」を含む「Facebookへの批判」の記事については、「Facebookへの批判」の概要を参照ください。
- CIPPIC からの苦情のページへのリンク