Brett-Surmanの論文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:34 UTC 版)
「アヴィサウルス」の記事における「Brett-Surmanの論文」の解説
1985年のBrett-Surmanらによる論文ではA. archibaldiは明白にエナンティオルニス類であると考えられていた。筆者らはUCMP 117600を公式に命名、記載したものの、アルゼンチンで発見された中足骨PVL 4690など他のエナンティオルニス類の標本は見ていなかった。そして後にこの標本をAvisaurus sp.と分類した。このことによってアヴィサウルス属の種が白亜紀後期に南北アメリカに存在していたと結論された。さらに、これらの骨の長さ/幅の比と中手骨の融合の程度は鳥類より非鳥恐竜のものに似ていると結論付けた。両大陸の陸上の恐竜の属の分布からはBrett-Surmanによる両大陸間の連絡があったとする説が支持される。 さらなる発見とChiappeによる研究からPVL 4690を含むAvisaurus sp.とされた全てのエナンティオルニス類の化石は別属とされ、現在ではソロアヴィサウルスと呼ばれている。
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