BRILAB作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 01:57 UTC 版)
「カルロス・マルセロ」の記事における「BRILAB作戦」の解説
ハウザーとFBIは保険会社の人間を装いカルロスをはめていった。事務所や電話を24時間態勢で盗聴し、録音までした。このおとり捜査作戦はFBI史上マフィア大物を狙う最大の成功を収める作戦だった。それまでカルロスは自分はマフィアではないし、組織犯罪とは関わりはないと言っていたが、自分はマフ(マフィアのメンバー)だと言っていることも録音された。 FBIによるおとり捜査の事実を知らされたときカルロスは相当ショックでそのことを認めたくなかったという。特別捜査官のハロルド・ヒューズがカルロスの事務所を訪れ、おとり捜査官の名前を言うと「ちがう、彼らは私の手下だ」と言った。自分が信じきっていた人間がFBIだったということで相当落ち込んだ。カルロスはラリー・マンタギューとマイケル・ワックスの2人のおとり捜査官とハウザーをすっかり信じきっており、身近に置きすぎたため、自分のやっているほとんどのことを、テープに盗聴されて裁判では証拠として流されてしまった。
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