BLUE FRONT SHIBAURA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/28 23:34 UTC 版)
| BLUE FRONT SHIBAURA | |
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BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S
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| 情報 | |
| 開発用地 | 浜松町ビルディング跡地 |
| 住所 | 東京都港区芝浦1丁目1番1号他[1] |
| 座標 | 北緯35度39分4.9176秒 東経139度45分27.5796秒 / 北緯35.651366000度 東経139.757661000度 |
| 現状 | 完成(TOWER S)[2] 計画中(TOWER N) |
| 起工 | 2021年(令和3年)10月(TOWER S) 2027年度(TOWER N)[1] |
| 竣工 | 2025年(令和8年)2月28日(TOWER S)[2] 2030年度(TOWER N)[1] |
| 用途 | 事務所、店舗、賃貸住宅、ホテル、駐車場など[1] |
| 関係者 | |
| 建築家 | 槇総合計画事務所(槇文彦)、清水建設、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、日建設計[1] |
| 建設業者 | 清水建設(TOWER S) 未定(TOWER N)[1] |
| デベロッパー | 野村不動産、東日本旅客鉄道[1] |
| 所有者 | 野村不動産、東日本旅客鉄道[1] |
| 技術的詳細 | |
| 建築物 | TOWER S、TOWER N |
| 開発面積 | 約47,000m2[1] |
BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)は、東京都港区芝浦一丁目に建設中の複合商業ビル(ツインタワー)である。野村不動産ホールディングス及びその子会社である野村不動産の本社ビル。
概要
野村不動産とJR東日本が共同で推進する浜松町ビルディング(旧東芝本社ビル)の建て替え事業であり、野村不動産が保有する浜松町ビルディングと、JR東日本が保有する東海道貨物支線大汐線用地(カートレイン乗降場跡地[3])を合わせた4ヘクタールを超えるエリアで、TOWER SとTOWER Nからなる高さ約235mのツインタワーを段階的に建てていく計画である[4]。設計には世界的な建築家の槇文彦を起用している[5]。
2021年10月、浜松町ビルディング別館「スリーワンプラザ」を解体した跡地にTOWER Sが着工し、2025年2月28日に完成した[2]。その後、浜松町ビルディングを解体し、跡地にTOWER Nを建設する。2031年3月までの全体完成を目指す[6]。なお、浜松町ビルディング(高さ165.9m)の解体は、日本の超高層建築物の解体において過去最大の高さとなる予定(2023年現在では、高さ162.6mの世界貿易センタービルディング旧本館の解体が最高)である。
2024年5月30日に、この街区の名称を『BLUE FRONT SHIBAURA』にすることを発表した。この名称には「東京都心部における空と海の最前列である本プロジェクトが持つ、圧倒的な開放感」を表していて、このプロジェクトには「水辺ならではのライフスタイルを創造し、これを広め、東京のベイエリアをつないでいく」ことを目指して、「更なる成長が期待される東京のベイエリア」から、東京の発展に寄与していくとしている[7]。
2025年3月1日、東京ガス野村不動産エナジーは芝浦エネルギーセンターの竣工とTOWER Sへのエネルギー供給を発表した[8]。さらに同月5日、外構部の遊歩道SHIBAURA GREEN WALK(港区特別区道第1198号)にグリーン水素発電システムが導入されたことが発表された[9]。
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GREEN WALK
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GREEN WALKのヒルサイドプラザ
同6日、浜松町駅に新たに設けられた南口(芝浦口)出入口の供用開始に伴い、そこからBLUE FRONT SHIBAURAに接続するGREEN WALKが開通し、街路飲食店も開業(GREEN WALKは2027年度に浜松町駅と芝離宮の間を抜ける港区特別区道第1181号として竹芝通りまで延伸され浜松町駅北口や汐留デッキ・竹芝デッキとも接続する)[10]。
ツインタワーのうちTOWER Sには、7月1日にフランス・アコーホテルズのラグジュアリーホテル「フェアモント東京」が日本初進出を果たした[11]。8月には当該地の開発に携わる野村不動産ホールディングス・野村不動産やそのグループ各社の本社が新宿区西新宿の新宿野村ビルディングから移転[12][13]。なお、オフィス階への入退場(出退管理)にはゲートに設置された顔認証システムが導入されている[14]。
次いで9月1日、TOWER Sの1・2階部分でGREEN WALKに面した飲食店街(GREEN DINING HALL)と芝浦運河に面した飲食店街(CANAL DINING HALL)および商業店舗も開業[2]。商業店舗にはファミリーマートが手掛けるファストファッションブランドを取り扱う初のファッション専門店などが入居する[15]。同5日には芝浦運河に面した船着き場のBLUE FRONT SHIBAURA PIERが暫定開港した。開業当初は豊洲 千客万来などとを結ぶ臨時のイベント船の運航のみだが、将来的には水上バスの定期就航による船舶通勤を想定するほか、羽田空港間の航路設定やクルーズ船(レストラン船)の発着も計画している[10]。
この他、隣接する港区立新浜公園を街区内に取り込み、芝浦運河を渡り日の出桟橋(Hi-NODE/ハイノード)を発着する船運も交通網に取り込む[10]。
- TOWER Sの施設
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オフィス階エントランス
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オフィス入居者用ラウンジ
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高層階ラウンジのBLUE FRONT SKY & SEA(28階)
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BLUE FRONT SKY & SEA外部デッキからの眺望
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フェアモント東京のロビー(35階)
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フェアモントのダイニングカフェ
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GREEN DINING HALL
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CANAL DINING HALL
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ファミマのコンビニエンスウェアサテライトショップ
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BLUE FRONT SHIBAURA PIER
TOWER Nを建てるべく、2025年10月より東芝浜松町ビルと浜松町ビルの解体が始まった。東芝浜松町ビルは2026年10月下旬、浜松町ビルは2028年4月下旬に解体を終えた後、TOWER Nの建設が始まる[16]。
10月30日、コニカミノルタが2027年2月を目途に本社機能をTOWER Sに移転することを明らかにした[17]。
12月1日、田辺ファーマ(同日付で田辺三菱製薬より商号変更)が2026年12月に東京本社をTOWER Sに移転することを明らかにした[18]。
2027年度より運行開始予定の一般社団法人浜松町芝大門エリアマネジメントによる循環バス「はまバス(仮称)」の試験運転を11月1~14日に実施。BLUE FRONT SHIBAURAではフェアモント東京の1階車寄せに臨時の仮設停留場が設けられた[19]。
12月5~25日、開業後初となるクリスマスシーズンに合わせ、GREEN WALKからTOWER Sのエントランスとなる1階サウスプラザにおいてイルミネーションライトアップが行われた[20]。
2026年3月28~30日、OZmallとコラボしたブルーフロントスプリングフェアをサウスプラザとGREEN WALKのヒルサイドプラザにて開催[21]。
GREEN WALKと環境への取り組み
「BLUE FRONT SHIBAURA」南側に位置するGREEN WALKは浜松町駅や竹芝エリアと、芝浦エリアとの回遊性に配慮し、港区道である歩行者専用道路を中心に、植栽や水景を整備することを目指した緑のアプローチである。 GREEN WALK は都市生活者が身近に自然に親しむことで、心身の健康回復を促進する「都市自然浴」をコンセプトに計画されている。樹木の香りを楽しんだり、カフェから景色として眺めたりといった、その人が好む自然との触れ合い方を選べるものとしている[22] 。
「BLUE FRONT SHIBAURA」は数々の環境認証を取得しており
- WELL認証:人々の健康・快適性に焦点を当てた建物性能評価システム。
- LEED 認証:建築や都市の環境性能評価システム。エネルギーコストや資源の削減を進めるもの。
- CASBEE 建築Sランク:省エネや環境負荷の少ない資機材の使用などによる環境配慮ほか。
- CASBEE スマートウェルネス オフィスSランク:建物で働く人のための環境性能を評価。
そのほか各種の環境認証を取得している[23]。
脚注
- ^ a b c d e f g h i 『「BLUE FRONT SHIBAURA」』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年5月30日。2024年6月13日閲覧。
- ^ a b c d 『BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S 竣工』(PDF)(プレスリリース)野村不動産、東日本旅客鉄道、2025年3月5日。2025年3月20日閲覧。
- ^ “「(仮称)芝浦⼀丁⽬計画」 整備⽅針について” (PDF) (Press release). 野村不動産株式会社、NREG東芝不動産株式会社、東日本旅客鉄道株式会社. 2017年8月15日. 2023年4月15日閲覧.
- ^ “浜松町ビルディングを建て替える「芝浦プロジェクト」計画全容。日本初進出のラグジュアリーホテル「フェアモント東京」も”. トラベルWatch (2022年5月27日). 2023年4月15日閲覧。
- ^ “東京・浜松町に高層2棟 東芝本社ビル周辺、野村不など計画発表”. 日本経済新聞 (2017年8月15日). 2023年4月15日閲覧。
- ^ “浜松町の旧東芝ビル、超高層のツインタワーに 高級ホテルも入居へ”. 朝日新聞デジタル (2022年5月23日). 2023年4月15日閲覧。
- ^ “延床面積約 55 万㎡の大規模複合開発「芝浦プロジェクト」街区名称決定「BLUE FRONT SHIBAURA」~更なる成長が期待されるベイエリアと東京都心部の結節点「つなぐ“まち”」を目指す。~” (PDF). 野村不動産・JR東日本 (2024年5月30日). 2024年5月30日閲覧。
- ^ 『東京ガス・野村不動産による芝浦スマートエネルギーネットワークが始動~BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S へのエネルギー供給を開始~』(PDF)(プレスリリース)東京ガス、野村不動産、2025年3月5日。2025年3月20日閲覧。
- ^ 『「グリーン水素発電システム: G-HES(Green Hydrogen Energy System)」BLUE FRONT SHIBAURA に導入』(PDF)(プレスリリース)野村不動産、日立製作所、2025年3月5日。2025年3月20日閲覧。
- ^ a b c “ブルーフロント芝浦:東京ウォーターフロントの新たな拠点へ”. GO TOKYO 東京の観光公式サイト. トリップアドバイザー (2025年10月14日). 2025年10月5日閲覧。
- ^ “芝浦・浜松町にラグジュアリーホテル「フェアモント東京」25年開業”. Impress Watch (2022年5月23日). 2023年4月15日閲覧。
“日本初上陸の「フェアモント東京」が本日開業”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2025年7月1日). 2025年9月1日閲覧。 - ^ “2025年に本社を「芝浦プロジェクト」S棟へ移転” (PDF) (Press release). 野村不動産ホールディングス株式会社. 2022年5月23日. 2023年4月15日閲覧.
- ^ “野村不動産グループ 本社移転のお知らせ(野村不動産ホールディングス) | 野村不動産株式会社”. www.nomura-re.co.jp. 2025年9月1日閲覧。
- ^ “NEC、入退場や決済の顔認証システム 芝浦の複合施設で採用”. 日本経済新聞. (2025年8月18日) 2025年11月1日閲覧。
- ^ 『ファミマ「コンビニエンスウェア」初サテライトショップが芝浦に、ソックスやTシャツなど約150商品』(プレスリリース)FASHION PRESS。2025年10月27日閲覧。
- ^ “【東京・浜松町ビルディングなど2棟】清水で10月解体着手/野村不”. 建設通信新聞. (2025年9月2日) 2025年10月27日閲覧。
- ^ “本社移転のお知らせ”. コニカミノルタ (2025年10月30日). 2023年11月1日閲覧。
- ^ 『東京本社移転のお知らせ』(プレスリリース)田辺ファーマ株式会社、2025年12月1日。2025年12月2日閲覧。
- ^ “浜松町の新しいモビリティ「(仮称)はまバス」試験運行スタート!”. 浜松町芝大門エリアマネジメント (2025年10月7日). 2023年11月1日閲覧。
- ^ “光の広場で遊ぶ BLUE FRONT CHRISTMAS GARDEN”. BLUE FRONT SHIBAURA. 2025年12月6日閲覧。
- ^ “BLUE FRONT SPRING”. BLUE FRONT SHIBAURA. 2026年3月27日閲覧。
- ^ 野村不動産・JR東日本
- ^ 環境認証取得
外部リンク
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