ALA会長
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2003年から2004年の米国図書館協会(ALA)会長として、ヘイデンは「アクセスの公平性」をテーマとして掲げた。 ALA会長として、米国愛国者法への反対を表明し、利用者のプライバシーの保護のための戦いを牽引した。とりわけ、司法省およびFBIに図書館の利用者の記録へのアクセス権限付与することになる同法215条に反対し、法務長官ジョン・アシュクロフトとしばしば論争を繰り広げた。 米国愛国者法への反対とともにヘイデンが尽力したことには、図書館のアウトリーチ活動がある。ヘイデンの名声を高めたプログラムには、イーノック・プラット・フリー図書館で開始したアウトリーチ活動があげられる。このアウトリーチ活動では、ボルチモアの子どもたちが放課後に過ごす場所を提供するとともに、宿題の支援や進路相談を提供するものであった。この活動により、ヘイデンは、Library Journal誌のライブラリアン・オブ・ザ・イヤー賞(英語: Librarian of the Year Award)に選ばれている。 2010年1月、オバマ大統領は、ヘイデンを博物館・図書館サービス機構(英語: Institute of Museum and Library Services)(IMLS)および全米人文科学基金のメンバーとして指名する意向を表明した。
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