AEM-7AC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/06 21:30 UTC 版)
「EMD AEM-7形電気機関車」の記事における「AEM-7AC」の解説
1999年から2002年にかけて、AEM-7の26両に更新工事が実施された。主な更新内容は主電動機の直流型から交流型への換装や運転台機器類の交換で、長編成列車における牽引力の向上が図られている。工事はアルストムと共同でデラウェア州ウィルミントンにあるアムトラックの工場にて行われ、アルストムにより交流モーターと運転台機器類が提供された。これらの更新車はAEM-7ACと呼称され、従来機は更新機との識別のためAEM-7DCと通称することもある。 電源装置には水冷式のIGBTモジュールを採用しており、機関車向けの5000kWに加えて客車に1000kWの電力を供給することができる。従来の直流機の客車への供給電力は500kWであったが、容量の拡大により客車12両分の電源供給が可能となっている。更新機の運転台には2つのモニターが設置されており、1つは列車運行業務の情報、もう1つは異常箇所発生時の情報の表示に使用される。 更新機は屋根上の機器配置と鐘の音が変更されているため、未更新機との識別は容易である。
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