70年代チームの斜陽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 00:38 UTC 版)
「1983-1984シーズンのNBA」の記事における「70年代チームの斜陽」の解説
1980年代も中盤に入り、新世代のチームが次々とプレーオフ戦線へと進出するなか、70年代から強豪チームを続けるチームには衰えが目立ち始めた。前季の76ersの優勝は、70年代NBAの最後の輝きのようでもあった。 ジョージ・ガービン率いるサンアントニオ・スパーズはABA時代から数えて11シーズンぶりにプレーオフ出場を逃した。ガービンを絶対的なエースとし、NBA加盟当時はラリー・ケノンとジェームス・サイラス、80年代に入ってからはマイク・ミッチェルとアーティス・ギルモアと、脇役を交代させながら強豪の地位を維持してきたが、ついにファイナル進出も叶わぬまま衰退期を迎えた。 前季53勝を記録したフェニックス・サンズは41勝と大きく勝率を落とした。サンズを支えたデニス・ジョンソンにトラック・ロビンソンはチームを去り、生え抜きのアルヴァン・アダムスは衰えが見え始めていた。 1979年の優勝チームであるシアトル・スーパーソニックスも、1981-82シーズンに52勝を記録したのを最後に2年連続で勝率を落とした。ガス・ウィリアムス、ジャック・シクマの優勝メンバー2人は健在だったが、ロニー・シェルトンはすでにチームを去っており、フレッド・ブラウンはキャリア終盤を迎えていた。
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