30代の作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/20 06:52 UTC 版)
30代は小川清助がもっとも意欲的に制作活動を行った時期である。 この時期の清助は引き続き白浜神社の仕事を継続しており、拝殿正面、総高250cmをこえる石燈籠(1864年、32歳の作)に名を刻んでいる。また、下田市一丁目の須崎町稲荷神社の一対の神狐、下田市河内の諏訪神社の大型の狛犬、下田市河内・満昌寺の馬頭観音坐像など、彼の代表作の多くがこの時期に作られている。なお、小川家の伝承によれば、小川清助は下田港の沖、11kmに浮かぶ神子元島に神子元島灯台を建造する際、石工として腕を振るったと言う。この伝承の可否は確認できないが、伝承を信じるならば、神子元島灯台の完成は明治3年(1870年)であり、現在、小川清助の34歳、36歳、37歳の作品が確認されていないのは、灯台建造に携わっていたためとも考えられる。
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