2015年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ_フォートワースとは? わかりやすく解説

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2015年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ フォートワース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 05:28 UTC 版)

2015年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ フォートワースでは、通算10回目となるレッドブル・エアレース・ワールドシリーズの内、2015年9月26日27日アメリカ合衆国テキサス州フォートワースで行われた2015年シーズン第7戦について述べる。会場は、2014年シーズン第6戦の舞台と同じテキサス・モーター・スピードウェイ

概要

初開催された2003年シーズンから参戦しているテキサス出身のカービー・チャンブリスは、前回シュピールベルク2010年シーズン以来となる3位入賞を果たし、「忘れかけていたシャンパンの香りを思い出した」という。シュピールベルク戦終了後、チャンブリスは「数年前は3位じゃ満足できないことが多かったけれど[注 1]、今はそんなことはないよ。どこで勝ったってすごく嬉しいけれど、次(フォートワース)は地元テキサスだって思うとパーフェクトな結果だ。とにかく勝つ、それだけだよ。」と述べた[1]9月22日には、チャンブリスはアメリカの陸上及びボブスレー選手のロロ・ジョーンズ英語版を伴ってフライトし、ジョーンズは猛スピードと高いGでアドレナリンが大放出するような体験をした[2]

チャンピオンシップは、55ポイントで1位のポール・ボノムを、わずか5ポイント差でマット・ホールが追う形だったが[3]、ラウンド・オブ・14でナイジェル・ラムと対戦したホールは0.18秒差でラムに負けあわや敗退となりかけるも、敗者最速タイムでラウンド・オブ・8に進出し[4]、最終的にボノムが1位、ホールが2位という結果になったため、差は8ポイントへと開いたものの、総合チャンピオンの行方は最終戦までもつれこむこととなった[5]

マスタークラス

予選


No. パイロット タイム ペナルティ
1 21 マティアス・ドルダラー 55.584
2 31 室屋義秀 55.610
3 84 ピート・マクロード 55.621
4 95 マット・ホール 56.598
5 10 カービー・チャンブリス 56.603
6 55 ポール・ボノム 56.648
7 26 フアン・ベラルデ 56.976
8 27 ニコラス・イワノフ 57.110
9 22 ハンネス・アルヒ 59.023 +3秒1
10 8 マルティン・ソンカ 59.128 +2秒2
11 9 ナイジェル・ラム 59.159 +2秒2
12 99 マイケル・グーリアン 59.762
13 91 ピーター・ベゼネイ 59.866 +2秒3
14 12 フランソワ・ルボット 1:02.839 +3秒1
  • ^1 ゲート8通過時にパイロンヒットにより+3秒のペナルティ[6]
  • ^2 ゲート8通過時に水平違反により+2秒のペナルティ[6]
  • ^3 フィニッシュ・ゲート通過時に水平違反により+2秒のペナルティ[6]

ラウンド・オブ・14

ヒート 予選1 パイロット1 タイム1 タイム2 パイロット2 予選2
1 5 カービー・チャンブリス 57.9521 55.846 マルティン・ソンカ 10
2 4 マット・ホール 54.800 54.620 ナイジェル・ラム 11
3 6 ポール・ボノム 56.039 57.6232 ハンネル・アルヒ 9
4 3 ピート・マクロード 56.476 57.307 マイケル・グーリアン 12
5 7 フアン・ベラルデ 1:00.4434 59.9483 ニコラス・イワノフ 8
6 2 室屋義秀 59.121 1:00.3085 ピーター・ベゼネイ 13
7 1 マティアス・ドルダラー 57.840 1:02.9404 フランソワ・ルボット 14
凡例
ラウンド・オブ・8進出
ノックアウト(敗退)
敗者の中で最速(=進出)
  • ^1 スタート・ゲート通過時に水平違反により+2秒のペナルティ[4]
  • ^2 ゲート3通過時に高度違反により+2秒のペナルティ[4]
  • ^3 ゲート14通過時に水平違反により+2秒のペナルティ[4]
  • ^4 フィニッシュ・ゲート通過時にパイロンヒットにより+3秒のペナルティ[4]
  • ^5 フィニッシュ・ゲート通過時に水平違反により+2秒のペナルティ[4]

ラウンド・オブ・8

ヒート 予選1 パイロット1 タイム1 タイム2 パイロット2 予選2
8 10 マルティン・ソンカ 58.0461 1:00.0032 ナイジェル・ラム 11
9 3 ピート・マクロード DNF3 56.452 ポール・ボノム 6
10 2 室屋義秀 57.477 1:00.3344 ニコラス・イワノフ 8
11 1 マティアス・ドルダラー 56.650 56.290 マット・ホール 4
凡例
ファイナル4進出
ノックアウト(敗退)
  • ^1 ゲート8通過時に+2秒のペナルティ[7]
  • ^2 フィニッシュ・ゲート通過時に水平違反により+2秒のペナルティ[7]
  • ^3 最初のバーティカル・ターンでオーバーGによりDNF (Did Not Finish) 判定[7]
  • ^4 スタート・ゲート通過時に進入速度違反により+1秒のペナルティ、フィニッシュ・ゲート通過時にパイロンヒットにより+3秒のペナルティ[7]

ファイナル4


No. パイロット タイム ペナルティ
1 55 ポール・ボノム 55.285
2 95 マット・ホール 56.052
3 31 室屋義秀 59.413 +3秒1
4 8 マルティン・ソンカ 1:02.900 +5秒2
  • ^1 ゲート8通過時にパイロンヒットにより+3秒のペナルティ[5]
  • ^2 ゲート8通過時に水平違反により+2秒のペナルティ、フィニッシュ・ゲート通過時にパイロンヒットにより+3秒のペナルティ[5]

最終結果


パイロット ポイ
ント
1 ポール・ボノム 12
2 マット・ホール 9
3 室屋義秀 7
4 マルティン・ソンカ 5
5 マティアス・ドルダラー 4
6 ナイジェル・ラム 3
7 ニコラス・イワノフ 2
8 ピート・マクロード 1
9 マイケル・グーリアン 0
10 ハンネル・アルヒ 0
11 カービー・チャンブリス 0
12 ピーター・ベゼネイ 0
13 フアン・ベラルデ 0
14 フランソワ・ルボット 0

チャレンジャークラス

予選


No. パイロット タイム ペナルティ
1 5 クリスチャン・ボルトン 1:07.912
2 11 ミカエル・ブラジョー 1:08.530
3 18 ペトル・コプシュタイン 1:12.903 +3秒1
4 37 ピーター・ポドランセック 1:13.514 +2秒2
5 62 フロリアン・バーガー 1:14.432 +3秒3
6 77 フランシス・バロス 1:20.834 +2秒4
  • ^1 フィニッシュ・ゲートでパイロンヒットにより+3秒のペナルティ[8]
  • ^2 ゲート8通過時に水平違反により+2秒のペナルティ[8]
  • ^3 ゲート10通過時にパイロンヒットにより+3秒のペナルティ[8]
  • ^4 ゲート4通過時に水平違反により+2秒のペナルティ[8]

決勝


No. パイロット タイム ペナルティ
1 11 ミカエル・ブラジョー 1:07.614
2 37 ピーター・ポドランセック 1:07.822
3 62 フロリアン・バーガー 1:10.272 +3秒1
4 5 クリスチャン・ボルトン 1:10.422 +3秒2
5 77 フランシス・バロス 1:16.143 +2秒3
6 18 ペトル・コプシュタイン SCO4 +3秒2
  • ^1 ゲート10通過時にパイロンヒットにより+3秒のペナルティ[9]
  • ^2 ゲート8通過時にパイロンヒットにより+3秒のペナルティ[9]
  • ^3 ゲート8通過時に水平違反により+2秒のペナルティ[9]
  • ^4 SCO (Safety Climb-Out) を選択[9]

第7戦終了後のランキング

マスタークラス

パイロット トー
タル
1 ポール・ボノム 67
2 マット・ホール 59
3 ハンネス・アルヒ 30
4 マルティン・ソンカ 28
5 ナイジェル・ラム 20
6 ピート・マクロード 19
7 マティアス・ドルダラー 19
8 室屋義秀 18
9 ニコラス・イワノフ 13
10 マイケル・グーリアン 10
11 カービー・チャンブリス 9
12 ピーター・ベゼネイ 8
13 フアン・ベラルデ 0
14 フランソワ・ルボット 0
チャレンジャークラス

パイロット トー
タル
1 ミカエル・ブラジョー 28
2 ペトル・コプシュタイン 28
3 ダニエル・リファ 28
4 クリスチャン・ボルトン 24
5 ピーター・ポドランセック 18
6 フロリアン・バーガー 14
7 フランシス・バロス 6

脚注・出典

脚注
  1. ^ 2004年2006年の2度、総合チャンピオンになった経験を持つ
出典
  1. ^ Chambliss: I'm about one thing, winning!”. Red Bull Air Race (2015年9月15日). 2015年10月12日閲覧。
  2. ^ Lolo Jones goes sky high with Chambliss”. Red Bull Air Race (2015年9月22日). 2015年10月12日閲覧。
  3. ^ The battle continues in Fort Worth”. Red Bull Air Race (2015年9月21日). 2015年10月12日閲覧。
  4. ^ a b c d e f Lambs steals the show in Round of 14”. Red Bull Air Race (2015年9月27日). 2015年9月29日閲覧。
  5. ^ a b c Bonhomme takes decisive win in Fort Worth”. Red Bull Air Race (2015年9月27日). 2015年9月29日閲覧。
  6. ^ a b c Double celebration for Dolderer in Qualifying”. Red Bull Air Race (2015年9月26日). 2015年9月29日閲覧。
  7. ^ a b c d Bonhomme and Hall continue title chase”. Red Bull Air Race (2015年9月27日). 2015年9月29日閲覧。
  8. ^ a b c d Bolton fastest in Challenger Cup Qualifying”. Red Bull Air Race (2015年9月26日). 2015年9月29日閲覧。
  9. ^ a b c d Brageot's Texas triumph”. Red Bull Air Race (2015年9月27日). 2015年9月29日閲覧。

外部リンク


前レース
第6戦 シュピールベルク
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ
2015年シーズン
第7戦 フォートワース
次レース
最終戦 ラスベガス

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