2006年の表彰式問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 14:23 UTC 版)
「トルコグランプリ」の記事における「2006年の表彰式問題」の解説
2006年の表彰式のプレゼンターに、国際的に承認されていない北キプロス・トルコ共和国の大統領メフメト・アリ・タラートが起用され、国際映像の字幕で彼を同国の大統領と表示したことで、政治的中立を保つべきF1グランプリを政治利用したとしてFIAは主催者側に500万ドルの罰金を科すことを決めた。 翌2007年の世界ツーリングカー選手権では、同サーキットで開催予定だったトルコでのレースがシーズン開幕直前にFIAによって突然キャンセルされている。これは理由の告知が全くない異例のもので、この表彰台での一件に関するトルコ側の対応が不満視されたためと見られている。 その後、F1興行面を取り仕切るバーニー・エクレストンがイスタンブール・パークを買収、2021年までのF1開催保証をした。しかし契約金の交渉で決裂したため2012年のF1レースの開催カレンダーから外れることとなった。ジャーナリストのサイモン・アロンはカーグラフィック誌連載のコラムで、2006年以降は赤字だったこと、また表彰式問題でエクレストンの心証は(行動とは裏腹に)非常に悪かったと指摘している。
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