2005年の魚類の調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/26 18:04 UTC 版)
2005年に支流の小鹿川と加茂川で行われた魚類の生息調査で、両支川でさまざまな魚類が確認された。どちらも中流から上流、渓流に棲む魚が観察されたが、その分布には違いがあった。 小鹿川では、カワムツ、カマツカ、ドンコ、シマドジョウといった中流性の魚類が上流まで遡って進出しているとともに、逆に渓流性のイワナやアマゴが中津ダムを越えて上流域まで下ってきており、上流域の小鹿渓ではこれらの魚が混在している。タカハヤやカジカなどの上流性の魚はほぼ全域でみられた 。ウグイも全域で観察されたが、これは中津ダムの影響があると考えられている。 加茂川でもこれらの魚類が確認されたものの、中流性の魚類と渓流性の魚類の分布はわかれており、小鹿川のように両者が混在することはなかった。これは加茂川で人工的な護岸が進んでいることと関係があるとされている。一方、小鹿川ではダムよりも上流側で確認できなかったタカハヤやカジカといった上流性の魚が、ダムがない加茂川では全域に分布していた。
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