2次元翼と3次元翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:58 UTC 版)
2次元翼 均一な翼型(どこを切っても同じ断面形)で、翼幅が無限大の翼を考え、この翼についての流れを議論することがある。このような翼を2次元翼と呼ぶ。翼型の形状のみに注目してその特性だけを議論したいときに想定する。必ずしも空想上の翼という訳ではなく、例えば、風洞で翼型を試験するという場合、均一な翼型を持つ翼の模型を風洞内の全幅にわたって(壁から壁へと)取り付け、中央付近では翼幅の影響を無視でき、2次元翼と見なせるとして取り扱ったりする。 3次元翼 現実に使用される翼は長さが有限である。翼平面形や上下方向の変化(上反角)などが問題となってくる。更に翼幅方向に翼型が変化することも珍しくない。このように翼型(翼断面)という2次元(平面)以外の要素も考慮するときの翼を3次元翼と呼ぶ。
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