1846年の回帰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 06:48 UTC 版)
2月25日が近日点を通過した日であり、その翌日となる2月26日に発見された。3月27日には0.52 auで地球に最接近し、この接近によりブローセン彗星のコマの直径は大きくなった。Johann Friedrich Julius Schmidt(英語版)はブローセン彗星の視直径について3月9日には3~4分、3月22日には8~10分になると推定した。4月22日に天の北極から20°の位置で最後に観測された。この発見から初接近時の終わりまでには公転周期が計算され、5.5年と求められた。ブローセン彗星は1842年に木星に0.0668 auまで接近したときに摂動の影響を受けて発見時のような軌道になったことが明らかになっている。 この彗星の周期は5.5年であるため、地球から比較的観測しやすいときと比較的観測しにくいときが交互になる。実際に1851年は比較的観測しにくい年であり、地球から1.31 auほど離れていたため観測されなかった。
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