龍角寺古墳群と古墳の立地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:52 UTC 版)
「龍角寺岩屋古墳」の記事における「龍角寺古墳群と古墳の立地」の解説
岩屋古墳は現在114基の古墳が確認されている龍角寺古墳群に属している。龍角寺古墳群は印旛沼北東部の下総台地上に、6世紀から古墳の造営が開始されたと見られており、当初は比較的小規模な前方後円墳や円墳が築造されていたと考えられている。その後、7世紀前半には印旛沼周辺地域では最も大きな規模の前方後円墳である浅間山古墳が造営され、岩屋古墳は浅間山古墳の後に造営された。 浅間山古墳造営までの龍角寺古墳群は、丘陵内の印旛沼に面した場所に造られた古墳が多かったが、浅間山古墳以降は古墳群の北に当時存在した、香取海方面からの谷奥の丘陵上に築造されるようになった。岩屋古墳も香取海方面からの谷の奥に当たる場所に築造されており、これは印旛沼よりも香取海方面を意識した立地と考えられている。 岩屋古墳以降、龍角寺古墳群ではみそ岩屋古墳など、方墳の築造が7世紀後半にかけて行われたと考えられている。
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