黒さびとは? わかりやすく解説

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くろ‐さび【黒×錆】

読み方:くろさび

鉄さびのうち、黒いもの。主成分酸化鉄


四酸化三鉄

(黒さび から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/30 22:43 UTC 版)

四酸化三鉄
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.013.889
PubChem CID
UNII
CompTox Dashboard (EPA)
特性
化学式 Fe3O4

FeO.Fe2O3

モル質量 231.533 g/mol
外観 黒色の粉末
密度 5 g/cm3
融点

1597 °C

沸点

2623 °C [2]

屈折率 (nD) 2.42[3]
危険性
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
Health 0: Exposure under fire conditions would offer no hazard beyond that of ordinary combustible material. E.g. sodium chlorideFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 1: Normally stable, but can become unstable at elevated temperatures and pressures. E.g. calciumSpecial hazard OX: Oxidizer. E.g. potassium perchlorate
0
0
1
OX
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −1120.89 kJ·mol−1[4]
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
N verify (what is  N ?)

四酸化三鉄(しさんかさんてつ、: triiron tetraoxide)は組成式 Fe3O4 をもつ酸化鉄である。

四三酸化鉄(しさんさんかてつ)、酸化鉄(II,III)(さんかてつ に さん、: iron(II,III) oxide)とも呼ばれる。Fe2+ イオンと Fe3+ イオンを含む為、時として FeO.Fe2O3 と表される。錯体混合物ではなく、一定の結晶構造を持つ純物質混合原子価化合物)である。

自然界では鉱物磁鉄鉱(マグネタイト)として見出される。鉄材の酸化で表面に形成された四酸化三鉄は黒錆と呼ばれ、この層・被膜は黒皮とも呼ばれる。実験室では黒色粉末の形状で提供されている。

四酸化三鉄は常磁性フェリ磁性を示す[5]。時として誤ってフェロ磁性と表される場合がある。また、製法により粒子のサイズや形状が異なるため、鉱石由来より合成によって製造された黒色顔料が非常に広く利用される[6]

製法

良質の Fe3O4 色素は、産業廃棄物やスクラップ鉄あるいは鉄塩を含む溶液(例えば、鋼鉄を酸洗い Pickling した際の副産物)から製造される。

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