黄版への転換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 06:58 UTC 版)
1977年(昭和52年)4月に青版の刊行が1,000点を越え、岩波新書創立40周年を迎えるのを機に黄色に改められた(黄版)。時代の様相は「戦争直後とは全く一変し、国際的にも国内的にも大きな発展を遂げながらも、同時に混迷の度を深めて転換の時代」を迎えていた。日本は「アジア民族の信を得ないばかりか、近年にいたって再び独善偏狭に傾くおそれ」の方向に向かいつつある。三たび装を改めたのは、「新世紀につながる時代に対応する」ことを願ってのことである。 1982年(昭和57年)からの新刊・重版は、赤版・青版も含めてカバーがかけられるようになり、今までの表紙・裏表紙の装丁はカバーに引き継がれた。
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