麻酔の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 02:47 UTC 版)
硬膜外麻酔 無痛分娩において最も一般的に用いられる麻酔法。脊髄の近く(硬膜外腔)に麻酔薬(ロピバカイン、フェンタニル)を注射して鎮痛を行う。麻酔薬が胎児にほとんど影響せず、また、母親の意識もはっきりしたまま分娩を行えるといったメリットがある。分娩がすでに進行している場合、素早く鎮痛を行うために脊髄くも膜下麻酔を併用する場合もある。 静脈麻酔 硬膜外麻酔が行えない場合に使用する。点滴により静脈から静脈麻酔薬を投与して鎮痛を行う。手技が容易であり重大な事故のリスクが低いが、硬膜外麻酔と比較して鎮痛効果が弱い。麻酔薬は胎盤を通過して胎児の体にも入るため、母子ともに一時的に眠くなることや呼吸が弱くなることがある。
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