鰻と青縞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 03:08 UTC 版)
蕨宿界隈を越えて上方へ向かうとこの先しばらくは鰻(うなぎ)を食せる店が無くなってしまうため、ここで食べていく客が多く、次の浦和宿とともに鰻で有名な宿場町となっていた。出されていたのは別所沼(現・さいたま市内)産である。 また、江戸末期には、蕨郷を含む周辺一帯は綿(ワタ)・木綿製品の生産が盛んとなる。特に蕨郷・蕨宿は綿織物(双子織)の中心的生産地として名を知られるようになり、職人の作業着に用いられる武州藍染めは自然に入った浅葱色の縦縞模様から「青縞」と呼ばれる名物となった。当時、全国から織物の買い継ぎ商が集まったという。
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