駕籠の話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 01:04 UTC 版)
当時幕政は逼迫し、天明7年(1787年)に老中松平定信は奢侈禁止を旨として、武士であっても駕籠に乗るのを禁止する倹約令が出されていた頃、正聰は日ごろから釣遊を好み、遠くまで駕籠に乗って出掛けるのを趣味としていたが、突然の禁令によって当惑した。そこで、正聰は一計を案じて従者数名に小舟を担がせ、自らはその舟の中に乗って釣場まで出掛けさせ、町行く人が之を見て咎めれば「これは駕籠ではござらぬ。舟でござる」と答えたという。
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