養生と食餌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/05 10:10 UTC 版)
イブン・ブトラーンは、衛生学に関する『タクウィームッスィッハ』(تقويم الصحة; Taqwim al-Sihhah ; 文字通りの意味は健康の規定)という書物を著し、これはラテン語に翻訳されてラテン語文化圏でも読まれた。 イブン・ブトラーンの研究は、養生や摂生の分野を扱い、より詳しくは、食餌や運動について論じている。イブン・ブトラーンは、各個人が身体と精神の両方を注意深く良好に保つことのメリットについて力説する。 本書は中東で長期にわたって読み継がれ、ヨーロッパでも中世から16世紀までの間、Almanach de la santé というラテン語翻訳で親しまれた。このことはヨーロッパの近代化に影響を及ぼしたイスラーム文化の一例である。
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