風の方位と名称について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/27 08:50 UTC 版)
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『風の方位と名称について』(希: Ἀνέμων θέσεις καὶ προσηγορίαι、羅: Ventorum Situs et Cognomina、英: The Situations and Names of Winds)とは、アリストテレス名義の自然学短篇著作の1つであり、『小品集』を構成する9篇の内の1つ。アリストテレスの作品ではなく、ペリパトス派(逍遙学派)の後輩たちの作品と見られている[1]。
文字通り、ギリシャ周辺の風の向きと名称を集めたもの。
内容
以下の風が説明されている[2]。
| 来方向 | 名称 |
|---|---|
| 北 | ボルラス、ボレアス、アパルクティアス |
| 北北東 | メセス |
| 東北東 | カイキアス |
| 東 | アペリオテス |
| 北北西 | トラキアス、トラスキアス |
| 西北西 | イアピュクス、アルゲステス、オリュンピアス、スキロン |
| 西 | ゼピュロス |
| 東南東 | エウロス |
| 南南東 | エウロノトス、オルトノトス、ポイニキアス |
| 西南西 | リプス |
| 南南西 | レウコノトス、リボノトス |
| 南 | ノトス |
日本語訳
- 『アリストテレス全集10』 岩波書店、1969年
脚注・出典
関連項目
- 『小品集』
- 風の方位と名称についてのページへのリンク