音素の制約による同音異義語の増加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 15:34 UTC 版)
「同音異字」の記事における「音素の制約による同音異義語の増加」の解説
ある言語が外来語を示す際、自国語の表音文字では表記できない音素があるとき、代替文字に複数の音素を内包させざるを得ない(または足りない音素を省略する)ために同音異義語は増えてゆく。シルバーシートなど座席のことを日本語のカタカナで「シート」と表記するが、この英語は seat [siːt]、一方、切手シートなど一枚の紙や一枚の敷布も日本語のカタカナで「シート」と表記するが、この英語は sheet [ʃiːt] にである。この二つの単語は、英語では文字も発音も違うが、日本語では区別できない。この場合、日本語の「シート」は、「座席」と「一枚の紙」と別々の意味を持つ多義語とみなされてしまう。
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