音声学と音韻論の区別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 00:09 UTC 版)
「ヤン・ボードゥアン・ド・クルトネ」の記事における「音声学と音韻論の区別」の解説
クルトネは音声学 (фонетика) と音韻論 (фонология) という用語は用いなかったが、その明確な区別を初めて行ったとされる。言語の音には二つの側面があることに言及し、それぞれを扱う分野に名づけをしている。一つ目の分野は、антропофоника(人間音声学)とクルトネは命名し、どのように人間が言語音を発声するか、つまり我々の言うところの音声学に相当する。二つ目は、психофонетика (心理音声学)と名づけられ、ただの物理的な音の連続を人間がどのように頭の中で(心理的に)言語音として理解しているのか、つまり音韻論に相当する。
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