鞍馬天狗 (1969年のテレビドラマ)とは? わかりやすく解説

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鞍馬天狗 (1969年のテレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/19 23:16 UTC 版)

金曜時代劇 鞍馬天狗』(きんようじだいげき くらまてんぐ)は、1969年10月17日から1970年10月2日まで、NHK総合テレビで放送されたテレビドラマである[1]。カラー放送[1]。放送時間は金曜日の20:00 - 21:00[1]

概要

大佛次郎の時代小説『鞍馬天狗』が原作である。高橋英樹扮する浪人が、怪盗の黒姫の吉兵衛、杉作少年らの力を借りて、勤王派と佐幕派との流血の抗争を防ごうと奔走したり、不安な世情に乗じておこなわれるさまざまな悪事に立ち向かったりして活躍する物語である。本作の企画は、大河ドラマ『三姉妹』の原作執筆が滞って疎遠となった大佛に対するNHKからの「懐柔策」だった[2]。高橋は本作が時代劇初主演だったが、稽古を積んでいた殺陣は十分な技量を持っていた[2]。高橋は離島の映画ロケで、連続テレビ小説に出ていた脇役俳優には島民がサインを求めたのに自分には来なかったことでテレビへの出演を考え、応諾した[2]

1969年の第20回NHK紅白歌合戦では、番組終盤の23時過ぎに当ドラマのキャストが登場しての応援コーナーが設けられた[3]

キャスト

出典:[4]

スタッフ

映像の現存状況

スチル写真は残っているものの、番組の放送用カラービデオテープは、当時の放送用の2インチVTRのテープが非常に高価だったことから[注 1]、放送終了後はそのテープを消去し他の番組に使い回していた為、NHKアーカイブに本作の映像は残っていない。[注 2]

2016年6月、出演者の1人である瑳川哲朗から、放送当時家庭用としては非常に高価な1/2オープンリールビデオデッキで録画された39〜41話(「江戸騒がせ」その一〜その三 1970年7月31日、8月7日、8月14日)が提供された[5][3]。なお録画自体はカラーの可能性もあるが、再生機材の関係でモノクロでのデジタル化となった[3]

NHKではマスターテープが失われた過去の放送番組の収集を進めている[6]

脚注

注釈

  1. ^ 放送当時、60分の国産のそれで1本約10万円もした。
  2. ^ NHKは番組放映時を含め1970年代までは、ビデオテープとしての保存資料として重要であると判断した場合以外は、原則として全て放送用のそれを使い回していた。

出典

外部リンク

NHK総合 金曜20時枠
前番組 番組名 次番組
鞍馬天狗


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