非定常熱線法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 非定常熱線法の意味・解説 

非定常熱線法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 21:35 UTC 版)

非定常熱線法(ひていじょうねっせんほう、: Transient Hot Wire Method)は、単に熱線法流体分野では細線加熱法と称され、非定常状態熱伝導率を測定する一つの方法である。一般に、非定常状態では熱拡散率が測定され、熱伝導率を求めるには別に測定した試料の比熱容量密度を基に計算する必要があるが、非定常熱線法は既知の熱量を試料内に放散させることにより、非定常法でありながら熱伝導率が直接得られることを最大の利点としている。


  1. ^ 林 國郎 「入門講座 熱伝導率 非定常熱線法(3」『金属』アグネ技術センター(2000)、672-682頁。
  2. ^ B.Sta1hane and S.Pyk(1931)."Ny metod for bestamning av varmeledungskoefficienter".Tekn. Tidskr. 28: 389.
  3. ^ E.F.M.van der Held and F.G. van Drunen(1949).”A method of measuring the thermal conductivity of liquids”Physica, 15: 865.
  4. ^ W.E.Haupin(1960)" Hot wire method for rapid determination of thermal conductivity".J. Am. Ceram. Soc. Bull. 39: 139.
  5. ^ 林 國郎、西川友三,上井 勲「固体-流体混合系における粉粒状物質の熱伝導率測定に関する研究」『窯業協会誌』82号, 1974年、532-536頁
  6. ^ 林 國郎、片山 浩、西川友三「固体-気体混合系からの粉粒状物質の熱伝導率の推算」『耐火物』50号、1998年、122-127頁
  7. ^ 林 國郎、福井雅男、上井勲「熱線法による熱伝導率測定に必要な試料の径方向の大きさについて」『窯業協会誌』81号、1973年、534-542頁
  8. ^ 林 國郎、福井雅男、上井勲「熱線法による熱伝導率測定に必要な試料の軸方向の長さについて」『窯業協会誌』82号、1974年、202-208頁
  9. ^ A.Mittenbuhler(1962)."Apparatur zur Messung der Warmeleitfahigkeit von feuerfesten. Steinen, Kornungen und Pulvern".Ber. Deut. Keram. Ges. 39: 387.
  10. ^ 林 國郎、上井 勲、「高温における耐火レンガの熱伝導率の測定」『耐火物』22号、 1970年、496-501頁。
  11. ^ 林 國郎、福井雅男「非定常熱線法による熱伝導率の測定値に及ぼす試料温度変動の影響」『窯業協会誌』85号、 1977年、605-607頁)。
  12. ^ 窯業協会編、省エネルギー形工業窯炉の標準化に関する調査研究報告、29頁 (1986).
  13. ^ E.H.Ratcliffe(1963)." A survey of most probable values for the thermal conductivities of glasses between about - 150 and 100'C, including new data on twenty-two glasses and a working formula for the calculation of conductivity from composition". Glass Technol. 4: 113.


「非定常熱線法」の続きの解説一覧


このページでは「ウィキペディア」から非定常熱線法を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から非定常熱線法を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から非定常熱線法 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「非定常熱線法」の関連用語

非定常熱線法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



非定常熱線法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの非定常熱線法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS