熱線および熱電対
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 21:35 UTC 版)
計算式の誘導時の仮定条件により、熱線はできるだけ細い方がよく、本装置のように一定電流を印加する方法では、温度の上昇に伴って熱線の電気低抗値が変化し発熱量が一定にならないので、抵抗の温度係数の小さい金属線が望ましい。熱線温度測定用の熱電対としては、温度変化を高感度に検出するために熱起電力の温度依存性の大きいものがよい。また、熱線と熱電対の太さはそれら自身を通しての熱の漏洩とも関係し、実際の使用に当たっては耐久性も必要であるから、これらを考慮していずれも線径0.3mmの、低温用(~1000℃)にはコンスタンタン線とK熱電対を、高温用 (~1400℃)にはPt13%Rh線とR熱電対が使用されている。
※この「熱線および熱電対」の解説は、「非定常熱線法」の解説の一部です。
「熱線および熱電対」を含む「非定常熱線法」の記事については、「非定常熱線法」の概要を参照ください。
- 熱線および熱電対のページへのリンク