非侵襲的換気療法(NPPV)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 10:12 UTC 版)
「呼吸困難」の記事における「非侵襲的換気療法(NPPV)」の解説
NPPV(非侵襲的換気療法)とは気管内挿管や気管切開を行わず鼻マスクや口鼻マスク、フェイスマスクを用いて陽圧呼吸を行うことである。挿管を行わないため会話、食事が可能となるのがメリットであるが挿管しないために十分な気道内圧が得られず呼吸不全の改善に十分な効果が得られない場合もある。COPDの急性増悪時、心原性肺水腫、免疫抑制剤使用中の患者(感染のリスクを軽減するため)によく用いられる陽圧換気法である。よく用いられる機械にBiPAP Visionというものがある。NPPVでFiO2の設定ができる機種であるが、モードのBIPAPと紛らわしい。QOLを考えた場合は有効な選択であるが、効果不十分と判断したら速やかに人工呼吸器に移行する。
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