非ムスリムについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/22 17:30 UTC 版)
「ムハンマド・イブン・アブドゥル=ワッハーブ」の記事における「非ムスリムについて」の解説
『憎しみの王国』という本の著者ドアー・ゴールドによると、イブン・アブドゥル=ワッハーブは『タウヒードの書』の中で、キリスト教徒とユダヤ教徒を悪魔を信じる呪い師のように描写し、ハディースを引用して預言者に「呪い師たちへの罰として彼らは剣により串刺しにさるるべし」と言わしめている、という。また、イブン・アブドゥル=ワッハーブは「キリスト教徒ユダヤ教は彼らの預言者の墓を不適切にも崇拝の場所、聖地にしてしまった」と主張し、ムスリムたちはこのような愚考を真似するべからずと警告する。そして、「啓典の民の所業は、彼らのシルク(多神教)として糾弾される」と結論する。 2004年に『イスラーム・ワッハーブ派』という本を表したドゥロン=バという研究者は、「イブン・アブドゥル=ワッハーブは、当時、他の宗派宗教を異端として猛烈な否定をしたにも関わらず、決して彼らを殺してしまえなどということはなかった。(中略)彼はこれらの人々が来世で罰せられるだろうと思っていたのだ。」と述べてイブン・アブドゥル=ワッハーブを擁護する。
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