静電粉体塗装
揮発性溶媒を使用せず、塗膜形成主要素を粉体の状態で、従来の静電塗装と同様に塗料に電荷を与えることにより、粉体塗料を被塗物に付着させる塗装法をいう。溶剤型と異なり、もっとも公害が少なく、また粒子径が100μm程度と大きいので、一度に厚塗りが可能である。しかし、色合わせができない、塗装時の色替えがたいへんなどの欠点もある。また、被塗物への付着は静電引力によるものなので電荷が失われると塗料の脱落が起こる。自動車への応用はアルミロードホイールのクリア塗装やボディのプライマーサーフェサーとして使用されている。
- 静電粉体塗装のページへのリンク