静的な時分割多重化との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/11 06:09 UTC 版)
「統計多重化」の記事における「静的な時分割多重化との比較」の解説
時間領域での統計多重化(パケット指向通信)は、時分割多重化 (TDM) と似ているが、データストリームを各 TDM フレームの同じタイムスロットに割り当てるのではなく、 各データストリームが固定長のタイムスロットないしはデータフレームに割り当てられた後 乱数的な順序でスケジュールされ、遅延が変化する(TDM では遅延が固定である)という点が異なる。 統計多重化では、バンド幅を任意数のチャンネルに対して自由に分割することができる(TDM ではチャンネル数とデータレートは固定である)。 TDM ではスロットが無駄になることがあるが、統計多重化では、スロットが無駄にならないことを保証する。伝送路の容量は、通信するパケットのあるユーザーによってのみ使用される。 静的 TDM などの回路のスイッチによる多重化方法は OSI参照モデルおよびTCP/IP の物理層で行われるが、統計多重化はデータリンク層以上で行われる。
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