青年期以降のイマジナリーフレンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 05:02 UTC 版)
「イマジナリーフレンド」の記事における「青年期以降のイマジナリーフレンド」の解説
稀ではあるが、青年期以降もイマジナリーフレンドが持続したり、新たに出現したりするケースもある。犬塚らは、児童期にイマジナリーフレンドを持っていた者のうち、約半数が12歳以降も持ち続けていたと報告している。 イマジナリーフレンドは、本人はその架空性を意識しており、自己違和的でもなく、現実生活の障害になっているわけでもないため、病的と言えない部分がある。イマジナリーフレンドは本人にとって伴侶的ないしは適応的に働くことが多い。しかし、この適応的なスタイルが何らかの理由で破綻したとき、イマジナリーフレンドは本人の意思に逆らって暴走し、自傷や他害の要因になることもある。そのような場合、病的とみなされる。 イマジナリーフレンドは、ときに本人の身体活動を行うことがある。インターネット上では「交代」と呼ばれている。本人とイマジナリーフレンドが位置を入れ替えるようにして、イマジナリーフレンドが前面に出て行動する。解離性同一性障害の人格交代に近いような現象であるが、イマジナリーフレンドの場合はあくまで主体は本人であり、本人の意思で交代する。コントロールが不可能になり健忘が生じてしまうと解離性同一性障害の基準を満たしてしまう。
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