霧中での貨物船との衝突
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/05 17:15 UTC 版)
「神高丸 (初代)」の記事における「霧中での貨物船との衝突」の解説
1986年4月11日、5時50分ごろ、高松港から神戸港に向かっていた本船は、明石海峡西口、江埼灯台の西北西850メートルの地点で、同様に東航していた貨物船かめりや丸と衝突した。本船の右舷後部がかめりや丸の左舷後部にほぼ平行に衝突、本船は右舷後部防舷材に擦過傷を生じ、かめりや丸は左舷船体外板にほぼ全面に渡って凹傷を生じた。事故発生当時、霧が出ており視程は約200メートルだった。事故原因は、濃霧のため視界が著しく制限された状態で、過大な速力で進行し、レーダーの調整が不適切で、前路のかめりや丸に著しく接近したため、とされた。また、航海時間に余裕のない運航ダイヤが組まれており、運航管理者が霧中運航についての指導が不十分で、船長が安全な速力とすることなく運航したことも一因とされた。
※この「霧中での貨物船との衝突」の解説は、「神高丸 (初代)」の解説の一部です。
「霧中での貨物船との衝突」を含む「神高丸 (初代)」の記事については、「神高丸 (初代)」の概要を参照ください。
- 霧中での貨物船との衝突のページへのリンク