電力所前仮乗降場とは? わかりやすく解説

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電力所前仮乗降場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/02 03:08 UTC 版)

電力所前仮乗降場
でんりょくしょまえ
Denryokusho-mae
黒石平 (1.0 km)
(5.1 km) 糠平
所在地 北海道河東郡上士幌町字黒石平
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 士幌線
駅構造 仮乗降場
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
0人/日
-廃止末期-
開業年月日 1963年昭和38年)11月1日[1]
廃止年月日 1987年昭和62年)3月23日[1]
備考 士幌線廃線に伴い廃駅
隣駅との駅間は実キロ
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1977年の電力所前仮乗降場と周囲約500m範囲。上が糠平方面。中央に小さく見えるのがホーム。右に広がるのは電力社宅で、その敷地より階段を降りた位置にあった。待合室は階段の手前の林の中にあったが、この写真では確認出来ない。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

電力所前仮乗降場(でんりょくしょまえかりじょうこうじょう)は、かつて北海道河東郡上士幌町字黒石平に存在した、日本国有鉄道(国鉄)士幌線仮乗降場である。士幌線の廃止に伴い、1987年(昭和62年)3月23日に廃止(廃駅)となった。

概要

単式1面1線のホームを有する無人駅であり、廃止時まで仮乗降場であった。

黒石平には糠平ダムと糠平発電所に関連した住宅があったが、この住宅付近の線路には勾配があり、やや離れた場所に黒石平駅が設置された。しかし、これら住宅への利用者の便を図るため、列車の出発に支障のない下り勾配方(帯広方)へ向かう列車に限り発着をする駅を住宅至近に設けることになり、設置されたのが当仮乗降場である。そのため、停車するのは帯広方面行きのみで、糠平方面行きは全て通過(代わりに黒石平駅へ停車)していた。全国版の時刻表では仮乗降場の記載は省略されており、上下列車とも黒石平駅に停車するように記載されていたが、北海道ローカル版である弘済出版社『道内時刻表』では、「(電力所前)」として本乗降場についても記載されていた。

糠平ダム開発の電力所関係の家族が主な利用客であったが、1978年(昭和53年)に社宅が上士幌町中心部へ移転したことで、周辺は無人地帯となっていた。

歴史

  • 1963年(昭和38年)11月1日 - 士幌線の仮乗降場として、黒石平駅と糠平駅の間に開業[1]。上り列車のみ停車[1]。同時に、黒石平駅は下り列車のみの営業となる[1]
  • 1987年(昭和62年)3月23日 - 士幌線の全線廃止に伴い、営業を停止、廃止となる[1]

周辺

脚注

  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、889頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

隣の駅

日本国有鉄道
士幌線
黒石平駅 - 電力所前仮乗降場 - <糠平ダム仮乗降場> - 糠平駅




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