離檀料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 11:45 UTC 版)
近年、墓所の引越しなど改葬に伴う離檀に関し、寺側から檀家が数百万円~1000万円以上もの高額な「離檀料」を請求される例が増えている。寺側の言い分は、遺族が墓参りに来ないときでも、寺は毎日のように供養したり、年忌法要、月命日にも読経を上げるなどを寺が自主的に行っているというものである。離檀料は、契約書に謳っていない限り法的請求根拠はないが、改葬の手続きにおいて「改葬許可申請書」に引っ越し元の墓の管理者(宗教法人)の署名・捺印が必要になるために、寺側が強気に出るケースが見られる。 ただし、改葬許可書への署名捺印を拒まれた場合、それに代わる書類の提出で改葬の許可申請は可能となっており、必ずしも寺側の署名捺印は必要ではない。また、離檀料についても寺側は「正式には取れない」ことを知っているため、拒否しても問題はない。
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